妊婦さんのお口の健康・・

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妊婦さんのお口の健康・・

2016年2月23日

こんにちは。

四国中央市 坂田歯科医院 児山です。

 

喫煙者の皆さま

禁煙 🚭 の

進行状況はいかがですか?

 

上手く禁煙できることを

お祈りしております。 (^-^)

 

さて今回は

妊婦さんのお口の健康について

お話をしようと思います。

 

四国中央市では

妊婦歯科個別検診を

実施しています。

 

歯科医院に

問診票に記入をして

ご来院いただき

口腔内を一般検査するという

システムです。

 

当院でも

ひと月に数名の方にご来院いただいています。

 

問診は

一日の飲食回数と歯みがきの回数

歯間ブラシやフロスを使用しているか

歯ぐきの状態・お口の乾燥状態

口臭・喫煙などについてです。

 

検査は

健全歯数・むし歯の有無・清掃状態・歯周状態などを

チェックします。

 

その後

ご希望の方には

検診とは別に

指導や治療をさせていただきます。

 

妊婦さんに歯科検診をお勧めするのには

理由があります。

 

妊娠中はホルモンバランスの変化に伴い

心と身体も大きく変化します。

お口の中も同様です。

つわりや食生活の変化で

お口の中の状態が

悪くなってしまうことがあるからです。

 

間食、食事量の増加やつわりの影響で

歯みがきが充分にできないことだけが

原因ではありません。

 

妊娠中は

ホルモンバランスの影響で

唾液の量が減ります。

 

唾液の量が減ると

お口の中が乾燥し

その結果、

むし歯菌や歯周病菌が

住みやすい状況になります。

 

お口の中が乾燥しないように

水分量の多い食物をとるように

して下さい。

 

良く噛んで食べると

唾液の分泌も増えます。

 

また

妊娠中はホルモンバランスの影響で

歯ぐきが赤くなって

炎症をおこしやすくなっています。

 

これを

妊娠性歯周炎と言います。

 

歯肉がぷっくりと腫れて

出血しやすくなります。

 

そのため

普段よりも丁寧な

お口のケアが必要です。

 

つわりの影響で

歯みがきがしにくいようでしたら

無理のない程度で

ブラッシングすれば良いと思います。

 

歯ブラシを入れると

気持ちが悪いようでしたら

普段お使いの歯ブラシより

小さめの歯ブラシに変えてみるのも

良い方法です。

 

歯磨き剤が気持ち悪いようでしたら

何もつけずにブラッシングしても

大丈夫です。

 

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歯周病菌が

おなかの中の赤ちゃんに

悪い影響を与えることがわかっています。

例えば

低体重児、早産、流産の確率が

高くなっているのです。

 

もし、妊娠中に

むし歯になってしまったら

安定期に入ってから

治療しましょう。

 

出産後は

育児に忙しくなりますので

出産までに

むし歯の治療をしておくことを

お勧めします。

 

 

妊娠中の歯科治療について

ご質問をいただくことが

あります。

 

例えば

 

“妊娠中に歯科医院で

エックス線撮影を受けても

大丈夫ですか?

赤ちゃんに悪い影響は

ありませんか?“

 

“治療で麻酔をしても

大丈夫ですか?“

 

“治療中にお腹が苦しくなってしまったら・・”と

 

ご不安・ご心配をかかえていらっしゃいます。

 

お答えいたします。

 

まず、エックス線撮影の件ですが・・

歯科治療のエックス線検査は心配ありません。

 

より安全を期するために

防護エプロンをつけていただきます。

 

防護エプロンは少し重いですが

安全のためにご協力をお願いいたします。

 

次に、治療の麻酔は

歯科で使用する麻酔は歯ぐきに打つ

局所麻酔ですので、

お腹の赤ちゃんへの影響はありません。

安心して治療をお受けください。

 

治療中にお腹が苦しくなったら

遠慮せずにおっしゃってください。

 

椅子の角度を変えたり

休憩しながら治療を進めていくことも

可能ですので、

我慢せずに

お知らせください。

 

妊婦さんが

治療への心配が高じて

ホルモンのバランスが

崩れてしまうことの方が

心配です。

 

気がかりなことがあれば

ご遠慮なく歯科医院で

ご相談したいただければと

思います。 

 

以前にもお話をしましたが

むし歯菌や歯周病菌は

お母さんから

赤ちゃんにうつってしまいます。

 

できるだけクリーンなお口で

出産をお迎えください。

 

赤ちゃんの乳歯のもとは

妊娠59週目、

妊娠16週目には

永久歯の6歳臼歯のもとが

出来始めます。

 

赤ちゃんのために

カルシウムやたんぱく質

ビタミンなどの栄養を

十分に取って下さい。

 

もちろん

タバコを吸ってはいけません。

 

タバコの有害物質が

血液中に入って

全身に運ばれます。

 

胎盤に刺激を与えて

胎児の成長に悪い影響を

与えてしまいます。

低体重児や早産の可能性も高くなります。

 

妊娠がわかったら

まず

歯科医院で

検診を受けて

現在のお口の状態を

チェックするのが

お勧めです。

 

ご自分では、わからない部分も

チェックできますので

安心して出産に

望むことができます。

 

 

大切な赤ちゃんのためにも

お口のケアに

ご注意くださいね。

 

では

また次回・・・

 

 

 

 

 

 

 

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