第5回 トータルヘルスアカデミー
2018年4月28日
26日の木曜日、お休みをいただいて
THP認定歯科衛生士の三宅さんと
トータルヘルスアカデミーに参加してきました
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各医院の衛生士のポスター発表を見たり
著名な先生のお話を聞いたりと
充実した一日になりました
「私たちは世界の微笑のために働いている」
~Marlon Becerra~
![](http://sakatashika.net/wp-content/uploads/sites/3/2018/05/31760060_1488265734632967_2746127506955304960_n-150x150.jpg)
歯科医院での仕事はこの一言につきると言っても
過言ではないかもしれません
噛むことができなかった人が噛めるようになったり
口元で悩んでいた人が、人目を気にせず自信を取り戻せたり
たくさんのひとに、健康で生き生きと、そして笑顔ですごしてもらうため
そのための仕事
きっとこれが歯科にかかわる人の
ミッションではないのかなと考えさせられる1日でした
医療法人 坂田歯科医院
歯科助手 坂田
大人のむし歯(根面う蝕)
2018年4月11日
こんにちは(⌒∇⌒)
四国中央市 坂田歯科医院 児山です。
4月になりましたね。
今年は桜の開花が早くて
満開までもあっという間でしたね。
お花見は楽しまれましたか?
![](http://sakatashika.net/wp-content/uploads/sites/3/2018/04/お花見2-150x150.jpg)
四国中央市の三島公園の
桜祭りは4/8(日)でした。
4/1にはすっかり満開でしたので
4/8まで桜の花が残っているか心配していました。
そんな中・・・・4/6(金)に
昨日までの晴れが嘘のように・・・・
四国中央市名物??
“やまじ風”が吹き荒れて
桜の花びらがぁ~っ・・・
桜の花が少ない
寂しい桜まつりになりました。
ご存知ない方に説明しますと
“やまじ風”とは・・
日本3大局地風のひとつで
低気圧が日本海に入ると
山側(法皇山脈)から海側(瀬戸内海)に吹き下ろす
南寄りの強風のことです。
台風並みの暖かく強い風が吹きます。
四国中央市民は
“やまじが吹いたけん、明日は雨じゃなぁ~”と言います。
今年はその“やまじ風”が・・・
花散らしの雨を連れてきました。
残念でした。
さて・・・
今回は“大人のむし歯=根面う蝕”について
お話をします。
まず・・・
“根面う蝕”って???
歯は歯肉(歯ぐき)より上の物を噛む部分の歯冠部、
歯肉に埋まっている歯を支える歯根部からできています。
加齢や歯周病で歯肉が下がると
歯の根元が見えてきます。
この根元(歯根部)を根面と呼びます。
ここがむし歯になることを
“根面う蝕”と言います。
![](http://sakatashika.net/wp-content/uploads/sites/3/2018/04/根面う蝕-150x150.png)
歯肉が下がる原因は加齢だけでなく
歯周病が原因となることもありますので
若い人にも“根面う蝕”が見られます。
なぜ、根面がむし歯になりやすいのでしょうか?
その訳は・・・
根面の象牙質を覆うセメント質がごく薄い事。
歯冠部は厚く硬いエナメル質が象牙質を覆っています。
それに比べて根面は
ごく薄いセメント質コーティングがあるだけなのです。
薄いセメント質はむし歯菌が出す酸に
簡単に溶かされてしまいます。
そのため内部の象牙質が露出してしまうのです。
![](http://sakatashika.net/wp-content/uploads/sites/3/2018/02/歯の構造-150x150.jpg)
また象牙質はエナメル質よりも酸に弱く
歯の成分が溶けやすいのです。
歯の成分を溶かす酸は
むし歯菌だけでなく
酸性の飲み物も当てはまります。
さらに悪いことに・・・
根面はむし歯の進行が止まりにくい場所です。
根面の象牙質はエナメル質と違い
約30%がコラーゲンでできています。
エナメル質のむし歯は
唾液の力で再石灰化されますが・・・
![](http://sakatashika.net/wp-content/uploads/sites/3/2017/06/歯の再石灰化-150x150.jpg)
残念ながら、唾液には
象牙質のコラーゲンを修復する力がありません。
これが象牙質のむし歯の進行が止まりにくい理由です。
では、どうすればよいのでしょうか❓
むし歯予防の基本は歯みがきです!!
歯ブラシでプラークを取り除きます。
根面についても同じです。
その歯みがきの時に
歯の修復を促すフッ素を利用しましょう!
フッ素配合の歯みがき剤と
フッ素洗口液をダブルで使用することをお薦めします。
フッ素は根面の象牙質のむし歯にも
一定の効果が認められています。
最近は高濃度のフッ素配合の歯みがき剤も販売されています。
おススメは歯科医院専売の
LION チェックアップ スタンダード
フッ素1450ppm配合。
フッ素がすみずみまで広がりやすいソフトペーストです。
歯と歯ぐきにやさしい低研磨性です。
![](http://sakatashika.net/wp-content/uploads/sites/3/2018/04/チェックアップ1450ppm-150x150.jpg)
歯科医院専売のフッ素洗口液もご紹介します。
おススメは・・・
サンスター バトラーF洗口液0.1%
![](http://sakatashika.net/wp-content/uploads/sites/3/2017/09/バトラーF洗口液-150x150.jpg)
フッ素が450ppm配合です。
洋ナシ香味。
むし歯予防に効果的な使用方法は・・・
高濃度フッ素配合歯みがき剤(1100ppmF以上)で
歯みがきをします。
ここで注意していただきたい事があります。
適切な濃度のフッ素をお口の中に長時間残すために
ブラッシング後、お口をすすぐのは
少量の水で最低限(1回)にして下さい。
その後・・
フッ素洗口液でさらにフッ素をプラスします。
ブクブクうがいをして.。o○
その後は水ですすがないようにしましょう。
せっかくのフッ素が文字通り
水に流れてしまいます。
ですから・・・
“就寝前に歯みがきとフッ素でうがい!“が
おススメです。
根面う蝕は・・・
“歯ぐきが下がる”ことが原因です。
“歯ぐきを下げない”ためにはどうすればいいのでしょうか?
そうです!
歯周病を予防すればいいのです。
歯周病は自覚症状があまりないまま
静かに進行します。
定期的に歯科医院でメンテナンスを受けて
早め早めのお手入れをしてはいかがですか?
歯科医院では・・・
普段の歯みがきでは取り切れていない
歯と歯の間の汚れや
歯肉を傷めない歯みがきの方法、
あなたに合った歯みがきグッズなど
色々とご相談、ご指導いたします。
歯肉が下がってしまうのは
“年をとったから仕方ない!”と諦めずにね。
それでは また次回・・・・
そろそろ・・・
イチゴの季節がやって来る~♥