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予防歯科先進国スウェーデンのお話

2019年1月28日

こんにちは!

四国中央市 坂田歯科医院 児山です。

 

1月もあっと言う間に終わってしまいそうですね。

今さらですが・・・

お正月休みはいかがお過ごしでしたか??

 

アクティブに?

ゆ~っくりと寝正月?

 

坂田歯科医院のスタッフも

それぞれ楽しく過ごしたようです。

院長一家のスキー旅行土産の

リンゴバターもスタッフに大好評でした。

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今回は・・・

予防歯科の先進国

スウェーデンのお話をしたいと思います。

 

スウェーデン??

北欧の・・・

北欧って聞いただけで何か・・・

おしゃれな感じがしますよね!?

北欧の家具や雑貨が女子に大人気ですね。

でも・・・

遠くて寒そう (-_-;)

 

なんてことはさておき・・・

 

スウェーデンが

予防歯科の先進国だってことを

ご存知でしたか???

 

昔は今の日本のように

むし歯や歯周病に悩まされている人が

たくさんいたそうです。

そこで・・・

1970年代から国を挙げて

「予防歯科」を推進したことで

国民のオーラルケアの意識が高まって

今や予防歯科の先進国になりました。

 

 

今では・・・

70歳の残存歯数を見てもわかるように

スウェーデンと日本では

随分と差が出来てしまっています。

驚くことに!!

スウェーデンでは総入れ歯の人は

ほとんどいないそうです。

羨ましいお話です・・・

 

ここで日本とスウェーデンとの

歯科事情の違いについてお話を進めます。

 

スウェーデンは・・・

20歳までは医療費が無料!!

20歳まではむし歯の治療やメンテナンスなどの

歯科医療が無料で受けられます。

20歳以降も年数千円分の補助金や

治療費に比例しての減額処置があります。

もちろんその分税金は高い💦

それに日本のような

国民皆保険制度はありません💦

 

メンテナンスは国民の常識!!

スウェーデンでは国民の8~9割が

歯科医院での定期健診を受けています。

子どものころからの習慣が

国民全体の文化となっているそうです。

その文化が子々孫々と受け継がれていくのですね。

 

専門性を生かした先生たち!!

歯科治療の内容自体は日本とほとんど変わりません。

違いは何人かの歯科医師が

それぞれの専門分野を担当として

チームを組んで治療に取り組んでいます。

むし歯治療専門の歯科医師、

歯周病治療専門の歯科医師、

口腔外科専門の歯科医師というようにね・・

 

予防の花形歯科衛生士!

日本では不足しがちな歯科衛生士は

スウェーデンでは人気の職業です!

歯科衛生士は

歯科医師の監督下でなく

予防の専門家として自身で

診査・判断・指導をします。

治療が必要と判断した場合に

歯科医師に紹介するのです。

 

予防製品も充実!!

スウェーデンのドラッグストアでは

歯を強くするフッ素配合の

ガムやタブレットが販売されています。

(最近は日本でもフッ素配合のガムが

販売されるようになりました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スウェーデン人の普段の生活でも

様々な予防製品が入手しやすくなっています。

テぺ社製の歯ブラシが人気商品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

また

歯科における治療や予防の考え方や技術は

スウェーデン発祥の物が多いのです。

 

例えば・・・

 

プラークコントロール

むし歯や歯周病の原因となる細菌の塊

(プラークやバイオフィルム)を除去して

適切にコントロールするという考え

 

 

 

 

 

 

 

 

PMTC

(Professional Mechanical Teeth Cleaning)

歯科医院でする器具を使った歯のクリーニング

 

 

 

 

 

 

 

インプラント

失った歯を補う人工歯根。

歯科用インプラントの生みの親と言われるのは

スウェーデン人の博士です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらは今では当たり前のように

日本でもよく知られた技術です。

日本とスウェーデンでは

歯科治療の技術や予防製品の質が

大きく違っているわけではありません。

 

では何故、

スウェーデン人は歯の健康な人が多いのでしょうか?

 

それは・・・意識の違いなのです。

スウェーデンでは子供のころから

かかりつけの歯科医院があり

健康管理の一環として歯科に通うのが

当たり前になっているのです。

 

ですから・・・

日本人もかかりつけの歯科医院をもち

定期健診に通うという事を

当たり前のことにしていく必要があるのです。

 

もちろん・・・

お忙しい学生さんや

お勤めをしている方は

歯科を受診する時間が無くてと・・・

また・・・

費用の問題もあることでしょう。

 

 

四国中央市では中学校卒業時まで

医療費は無料です。

とても良い取り組みだと思います。

ただし・・・

その分市民の税負担が増えています (>_<)

 

歯科治療に対して

何に重きを置くかは個人個人で

考え方が違うと思います。

 

でも・・・

子供さんの歯を守ってあげるのは

大人の役目です。

 

小さい頃から歯科医院に通うことも

とても大切なことです。

将来、むし歯や歯周病で

痛い思いをすることなく

健康な生活を送ることができるようにしてあげましょう。

まず大人から意識改革を!!

 

 

 

今年も・・・

インフルエンザが大流行しています。

 

キチンと歯みがきをして

お口の中を清潔しておくと

インフルエンザ予防にもなるそうです。

 

 

本当に何においても

予防って大事・・・

 

 

では・・・また次回

 

P.S

愛媛産の柑橘類が美味しい季節になりました。

ビタミンたっぷりの愛媛の柑橘を

どうぞお召し上がりください。

私のおススメは “はるか” (^-^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白鵬 インプラントミーティング

2019年1月28日

日曜日は朝一の電車で大阪へ!
白鵬主催のインプラントミーティングに参加して来ました。

電車遅延のため岡山乗り換え時に朝ごはんが買えず😓

ムカついたので大阪着いてから1人サラベスでエッグベネディクト

😅1人で食べると寂しくて美味しさ半減😵

そんな話はさておき、インプラントミーティング。

白鵬のスプラインインプラントを使っている著名な臨床家が、

3つの会場に別れて学会形式で講演を行うスタイルでした。

一つの会社主催の講演会では異例の300人を超える来場者だったそうです。

スプラインインプラントの長期経過症例から、サバイバルレートなど、

長くスプラインインプラントを使用している先輩臨床家の話は勉強になり、

自信になりました。

これからも、適応症には

積極的に低侵襲で治療期間が短いインプラント治療を提供して行きたいと思います!

セレック院内セミナー

2019年1月8日

先週土曜日東京都千代田区開業の佐々木英隆先生を当院にお迎えして、

セレック院内セミナーを開催しました。

セレックはCADCAM技術を歯科に応用した新しい診療技術です。

歯を削った後は専用のカメラで歯を撮影(←これが型取りです)。

パソコン上で冠の形を設計して、削り出しの機械にデータを送ると10分程度で・

その場でセラミックの冠が出来上がります。

しかし、今までの歯科臨床とあまりに違いすぎて、

まだまだ分からない事や戸惑いが多いのも事実。

そこで、CADCAM界で著名な佐々木先生にレクチャー頂きました。

まずは、実際の患者さんを入れてライブデモ。

その後スタッフルームで講演して頂きました。

形成・印象はもちろんの事、

アシストやボンディングやセメンティングのコツやポイントを沢山学ぶ事が出来ました。

講義では、セレック治療のメリットについて深く学ぶ事が出来ました。

セレック治療は患者さんはもちろんの事、スタッフにも、医院にもメリットがある

「三方よし」の治療である事が医院内でシェア出来たと思います。

これから、セレックを用いて、さらに患者さんに喜んで頂ける歯科医療を提供していきます。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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