歯がしみた!それは知覚過敏です
2023年3月28日
冷たいものや、甘いものを食べたとき
歯みがきをしたとき、歯がしみたことはありませんか?
見た感じなんともなさそうなのに、むし歯かな?
大きな穴が開いたりしていないのであれば
それは知覚過敏かもしれません。
実は虫歯で歯がしみるのは、歯の神経の近くまで進行した
大きな虫歯なことが多いのです。
むし歯ではなさそうなのに歯がしみる場合、知覚過敏の可能性が非常に高いです。
知覚過敏は歯肉が下がり、やわらかい象牙質が露出して起こります。
象牙質には神経に通じる細い管が無数にあり
刺激が直接神経に届いてしまうのです。
こんな人は要注意! ~知覚過敏チェック~
☑歯ブラシは硬めが好き
☑歯周病が進行しているといわれた
☑最近、歯茎が下がっている感じがする
☑歯ぎしり、食いしばりをしている
知覚過敏の治し方ですが、実はなかなか難しいのです
①唾液をたくさん出して歯の再石灰化を促す
②知覚過敏専用の歯磨き剤を使用する
③歯科医院で刺激を受けにくくする薬剤を塗布する
④歯科用のプラスチックなどで物理的にコーティングする
②③など象牙細管をコートするような歯磨き剤や薬剤がきいてくれると良いのですが
それでも治らないこともあります。
むし歯の治療の際に使うコンポジットレジンなどでコーティングしても、
痛みがひどく、日常生活に支障をきたす場合は、
最悪、歯の神経を抜かないといけない場合もあります。
ただ神経を抜くのは、あくまでも最終手段です。
知覚過敏のお薬や歯磨き剤は様々な種類がありますので
一つが合わなかったからと言って、あきらめることはありません。
気長にためしてみてください。