もしものために知っておこう!歯や口のケガ
2023年5月28日
ようやくコロナも落ち着いて、部活動や遠征なども
通常通り開催されるようになってきましたね。
スポーツ中にケガで歯が折れたり、欠けたりしてしまったら・・・
もしもの時の対処方法をお伝えいたします。
ケガをしてしまったら、慌てず
濡らしたガーゼなどでお口の中の出血部位を綺麗にします。
うがいなどができるようであれば軽めにしてもよいでしょう。
出血部位を清潔なガーゼで押さえるか、もしくは噛んで圧迫止血を行います。
その後、すぐに歯科医院を受診してください。
折れてしまったり、欠けてしまった歯は、元に戻せる可能性もありますので
探して歯科医院に持ってきてください。
その際、歯根膜の細胞(歯の根の部分の細胞)を生かしたままにすることがポイントです。
歯の根っこの部分は触らずに、歯茎からでている上の部分だけを触ってください。
血まみれでもかまわないので、水道水で洗ったり、水につけたりしないでくださいね。
生理食塩水、なければ牛乳に浸して、急いで歯科医院を受診してください。
自分のほっぺたの内側に含んでおいてもらってもかまいません。
ご自身の唾の中に歯を浸しておくのもとても良い方法です。
保健室には歯牙保存液がある場合があります。
あれば保存液に漬けておくのがベストです。
余裕があればケガの状況をキチンと把握するため、患部、全身、周囲の状況を
写真などで撮っておいていただけると、歯科外傷の参考になります。
歯や口のケガを防止するため、ぶつかり合いのあるスポーツは
スポーツ用のマウスガードの装着をおすすめします。
ケガをしないようにスポーツを楽しみましょう!!