喫煙のリスクについて

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喫煙のリスクについて

2017年4月29日

タバコは体に悪いということは皆さんご存知と思います

実は歯にとっても、すごく悪いということをご存知ですか?

 

全身への悪影響はもちろんですが

直接、煙が直撃してしまう口腔内にもすごく大きな影響があります

 

私達、歯科医療従事者としては

「すぐにでも禁煙をお願いします!!!」と皆さんにお願いしたいくらいです

 

喫煙者のお口のリスク その1

「歯ぐきから血が出たり、腫れたりしないのに歯周病が悪化しやすい!!」

最近はデンタルIQが高くなっているので

血が出たり、歯茎がムズムズしたりすると歯周病になりかけということは

ご存知の方がとても多いです

ところが喫煙をされている方は、歯ぐきから血が出たり

歯ぐきがムズムズしたりという症状が特にないのに

いきなり歯がグラグラしてくる。ということが、よくあります。

歯ぐきから出血もないので、

自分では歯周病じゃないと思われている方もとても多いです。

 

ところがここが大きな落とし穴です

歯ぐきから出血があったり、歯ぐきがムズムズしたりするのは

実は体の免疫反応の一症状なんです

何か体に悪いものがあるので、それをやっつけようと

白血球が集まってきている状態です

でも、タバコを吸っていると、ニコチンの影響で血管が収縮してしまいます

体は細菌をやっつけたいのに

血管の収縮してしまうことで、うまく免疫機能を働かすことができなくなってしまいます

だから喫煙者の歯ぐきには出血があまり確認できないのです

うまくばい菌をやっつけられないとどうなるか?

なんと体は、体の中に異物を取り込まないために

自分自身を破壊してばい菌から逃げようとします

こうして、歯を支えている歯槽骨が溶けてしまうのです。

歯から血が出るのも、ムズムズするのも、骨が溶けてしまうのも

体を守るための免疫反応だったんです。

タバコの影響で血管が収縮してしまうので、細菌をやっつけるという

免疫がうまく働かないまま、いきなり骨が溶けてしまいます

だから歯周病が悪化しやすくなってしまいます

 

歯周病だけではありません

最近の研究では、虫歯にも悪影響があると報告されています

喫煙者のお口のリスク その2

「非喫煙者に比べ、5倍も虫歯になりやすい!!」

なんとタバコの影響で、細菌の病原性がパワーアップしてしまうのです

毒性の強い煙で弱りそうですよね

タバコの有害物質によって、歯周病菌も虫歯菌も弱るどころか

細菌が鍛えられ凶暴化することがわかったのです

タバコによって鍛えられた歯周病菌はより凶暴化して、攻撃的に毒素をだし

タバコによって、よりネバネバになったプラークの中で

虫歯菌もどんどん歯を溶かしていくのです

でも安心してください

細菌は比較的短期間で生まれ変わるので

治療前にクリーニングを行い、禁煙をしていただくことで

こうした悪玉菌もぐっと穏やかになります

禁煙によって、悪玉菌が減れば

歯周病や虫歯の治療後の再発を減らすことができます

 

せっかく治療をするなら、長く持たせていきたいですよね

繰り返しの治療を防ぐためにも

歯医者で治療をする際は、是非禁煙をお願いいたします

 

四国中央市 歯医者

医療法人 坂田歯科医院

歯科助手 坂田尚子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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