ワンちゃんの歯みがき・・・

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ワンちゃんの歯みがき・・・

2018年11月30日

こんにちは!

四国中央市 坂田歯科医院 児山です。

 

風邪ひきさんが増えてきましたね~。

寒暖差のせいですかね??

 

坂田歯科医院でも少々風邪気味のスタッフが・・・・

そろそろインフルエンザの予防接種に行かなくちゃ!

 

ところで・・・・

犬が好きですか??

猫が好きですか??

 

私は犬派なので、

今回は犬の歯みがきについて

お話をしようと思います。

 

犬好きの私は

以前大型犬を飼っていました。

オールドイングリッシュシープドッグです。

体重が60kgもあったので

口もかなり大きく

もちろん歯も大きかったぁー。

そして涎も凄かった・・・

でも可愛かった・・・

 

 

 

 

 

 

 

犬は・・・

人間と同じように・・・

生後2か月くらいで

まず乳歯が生えます。

その後永久歯に生えかわるのが早い早い

生後4~7ヶ月で永久歯に生えかわります。

犬の寿命を考えるとそんなものなのかもしれません。

本数も乳歯が28本。

永久歯が42本!!

人間よりかなり多いですよね。

 

歯の構造はどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

形こそ違いますが

人間と同じです。

 

ということは・・・

犬は人間と同じようなお口の病気になるってこと???

 

そうなんです。

犬も人間と同じように歯石が付きますし

歯ぐきも腫れることがありますし

口臭もするし・・・

これは・・・

歯周病の症状ですね。

 

歯周病は・・・

ワンちゃんの全身的に色々な病気を

引き起こす一因となります。

腎臓や肝臓、心臓の病気との関連性が

研究結果で得られたそうです。

全く人間と同じですね。

 

では、ワンちゃんの歯周病対策は

どうすればいいのでしょうか?

ワンちゃんは

自分で歯みがきはできないし

飼い主さんに

“”歯が痛いんだよ!!“ と言うこともできません。

 

そこで・・・

飼い主さんが気づきやすい

歯周病の兆候をお教えします。

まず・・・

お口のにおい。

独特の刺激臭がします。

歯周病が進行すると

歯ぐきからの出血。

歯ぐきが痛くてご飯を食べられなくなってしまいます。

 

いつもと違う・・・

ご飯を食べなくなった・・・

どうしたの??・・・

何か変、病気???と思ったら

ワンちゃんのお口の中を見てみましょう。

 

歯石が付いていたり

歯ぐきが赤く腫れていたら

早速動物病院で処置してもらって下さい。

 

放置して悪化したら大変

歯が抜けてしまったり

上あごの骨が溶けてしまったり

頬の皮膚に穴が開いてしまうこともあるそうです。

嫌だぁー

私の大事なワンちゃんがぁ~っ!!

 

 

では・・

ワンちゃんのお口の

普段のお手入れはどうすればいいのでしょうか?

人間と同じ歯周病予防でOKです。

つまり・・

毎日歯みがきをすればいいのです。

歯に汚れが付いたまま放置すると

歯周病になります。

 

最近はペット用の歯ブラシも販売されています。

歯ブラシの形状や柄のカーブが

ワンちゃんの歯の形や

歯並びに合わせて作られているそうです。

ペット産業恐るべし!!

 

歯周病用の歯ブラシや

ポイント磨きの小さい歯ブラシもあります。

歯みがきペーストまで揃っています!

 

ワンちゃんの歯についた汚れを

歯ブラシを使って

キレイに落としてしてあげればOKです。

 

さて、ここで問題が発生します。

 

あなたのワンちゃんは・・・

嫌がらずに

お口の中を見せてくれますか?

歯みがきをさせてくれていますか?

歯みがきをさせてくれる自信はありますか?

ワンちゃんとの信頼関係は大丈夫ですか??

 

 

ペットの歯みがきは難しいですよね。

 

小さい頃からお口の中に

歯ブラシを入れることに慣れていないと

なおさら難しいですね。

 

嫌がるワンちゃんのお口を

無理矢理こじ開けたら

さあ大変・・・

必死の抵抗が待ち受けています。

 

小さいワンちゃんの歯でも

噛まれてしまうと痛いですしね。

ましてや大きなワンちゃんのお口は

がば~っと大きくて

パクッと飲み込まれてしまいそうですものね。

怖~い・・・・

 

ちなみに・・

私のワンちゃんは

嫌がらずに

“あ~ン”と口を開けてくれていたので

歯みがきもお薬を飲むのも

問題なくできていました。

もちろん小さい頃から

しょっちゅうお口を覗いていましたよ。

では・・・

歯ブラシを嫌がるワンちゃんには

どうしましょうか?

人間の赤ちゃんみたいに

汚れをそ~っと

ガーゼで拭き取ってあげましょう。

機嫌の良さそうな時に

横からそ~っとそ~っとですよ。

 

上手に歯みがきが出来ずに

歯石がついてしまったら

もう飼い主さんが取ってあげるのは難しい!!

獣医さんにお任せするしかありません。

動物病院を受診して

歯石除去をして貰って下さい。

 

その時にお口の中に他の病気がないか

確認してもらうといいと思います。

歯が折れていたり

歯の生え方がおかしかったり

異常が見つかるかもしれません。

 

動物病院で定期的に

歯のクリーニングをして貰って

普段はおやつに歯みがきガムをあげるのも

いいかもしれませんね。

 

何しろペット用品ったら

本当にたくさんあって

選ぶのに一苦労です。

まぁ、そういうのも楽しいですよね。

 

 

歯周病予防の基本は

歯に付着した汚れを落とすことです。

 

人間もワンちゃんも一緒ですね!!

 

ペットも長寿になってきています。

私たちと一緒に長生きするために

お口の健康にも充分気をつけましょう。

あ・・・

忘れるところでした

ワンちゃんはむし歯にならないのか?・・・

 

 

基本、ワンちゃんは甘いものを摂らないので

むし歯は無いそうです。

安心しました?

 

但し・・・

人間と同じ甘いものをあげてばかりいると

いくらワンちゃんでもむし歯ができるんですって!

あなたは大丈夫ですか??

同じおやつをあげていませんか??

“”うちの○○ちゃんは甘いものが大好きで~“

なんて言っている人はいませんか??

飼い主さんが喜ぶから

甘いものが好きなふりをしているだけらしいですよ。

危ない、危ない・・・

さぁ・・・

戌年も残り少なくなってきました。

ワンちゃんと一緒に

元気に冬を乗り越えましょう!!!

今回もお付き合いありがとうございました。

ではまた次回。

 

 

 

 

 

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