花粉症とMFT

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花粉症とMFT

2016年3月5日

こんにちは。

四国中央市 坂田歯科医院 児山です。

 

花粉症の季節到来ですね。

 

私も春と秋にキッチリと

花粉症に

悩まされています。

 

今年は早めに

お薬を飲み始めたので

今のところ大丈夫です。

 

花粉症になると

鼻が詰まって

息苦しくなって

お口で呼吸してしまいますよね。

 

喉まで痛くなるし

頭もぼーっとして

散々な日々を送ります。

 

こんなふうに

鼻で呼吸せずに

お口で呼吸していると

身体に様々な悪影響が

起こってしまいます。

 

鼻呼吸の良いところは

鼻本来の機能を十分に発揮できることです。

 

鼻は空気清浄機と加湿器の役割をしています。

 

それは

鼻には殺菌効果のある粘液があり

悪いものの侵入を防ぎます。

 

そして外気の温度湿度を優しい空気に変換する

役割をしてくれています。

 

また鼻で呼吸することで

深く息を吸えるので

脳や細胞に酸素をた~っぷり

運ぶことができます。

 

つまり

鼻呼吸がすることで

代謝アップ・免疫力強化・集中力アップと

良いことずくめなのです。

 

鼻が詰まっているときは

仕方ないとしても

普段は、鼻呼吸できていますか?

 

お口で呼吸する口呼吸をしていると

ゴミやほこり、細菌、ウィルスが含まれている

外気をそのまま肺に送ってしまうことになるのです。

 

だから

花粉症や風邪などで

鼻づまりのとき

喉や頭まで痛くなってしまうんですね。

 

その他に、口呼吸は

歯並びも悪い影響を与えます。

 

どうして、歯並びに影響が・・・・

 

口で呼吸すると、口が開いたままの状態になってしまいます。

口呼吸が、日常化してしまうと

お口を閉じても上下の唇を合わせにくかったり

唇が乾燥して上唇がめくれ上がってしまったり

お口の周りの筋肉に悪い影響を与えてしまいます。

 

その結果、

歯並びにも影響してくるのです。

 

ビックリでしょ!

 

でも

口呼吸だけがお口の周りの筋肉の機能に

悪い影響を与えているわけではありません。

 

その他には

扁桃腺肥大・アデノイド

上唇小帯異常・舌小帯異常

鼻疾患・アレルギー

乳歯の早期喪失・永久歯の先天性欠如

指しゃぶり

噛み癖(爪咬み・唇咬み)・吸唇癖・咬唇癖

体癖(態癖)~口呼吸

などもお口の周りの筋肉の機能に悪い影響を与えているのです。

 

このような歯並びに悪い影響を与える要因を見つけ出し、

お口の周りの筋肉のバランスを整える療法を

MTF(口腔筋機能療法)と言います。

 

MTFを行うには、まず

悪い影響を与える生活習慣を見つけ出すために

歯科医院で、次のような検査をします。

 

咀嚼(噛む)・・側頭筋と咬筋に軽く手を当てて噛んだ時の筋肉の動きで確認する。

~奥歯でしっかり噛んでいないと側頭筋が弱い。

嚥下(飲み込む)・・イーした状態で唾をゴックン飲んでみる。

~唾を飲んだ時に舌が上下の歯の間に入っていると開咬になる。

呼吸(息をする)・・口をポカーンと開けたままにしていないか。

~口呼吸していると唇がめくれあがっている。

発音(話す)・・うまく発音できているか。

~うまくできていない時は舌小帯異常の可能性あり。

表情(スマイル)・・口角のバランスや歯ぐきの見え具合など。

 

MFT習癖

 

このような検査をして

悪い生活習慣がわかった時

普段の日常生活で何を意識すれば良いのでしょうか?

 

例えば

お食事のときはどうですか?

 

奥歯でキチンと噛んでいますか?

前歯で噛んでいませんか?

食べ物を迎えに行っていませんか?

お口を閉じて噛んでいますか?

お口を開けたまま食べたり、

一度にたくさん頬張って食べていませんか?

喉の奥でゴックンと飲み込んでいますか?

 

もし

思い当たるところがあれば

食べ物は前歯で捕獲して

舌と頬で奥に食べ物を運んで

奥歯で噛む。

ということを意識して

お食事してみてください。

 

すぐに改善できるものではありません。

毎回意識することから始めましょう。

 

そうすることで

お口の周囲の筋肉が

正常に機能して

口腔筋のバランスが

良くなります。

 

そうすれば歯並びに悪い影響を与えることが

少なくなります。

 

矯正しても後戻りしてしまう方がいらっしゃるのも

こういった生活習慣が

原因となっている場合があるのです。

 

あと・・・

意識していただきたいのが

舌の先位置です。

 

普段、生活している中で

お口を閉じているとき

舌の先はどこにありますか?

 

下の前歯の裏?

それともダラ~っと・・・?

 

理想的な位置は

スポットと呼ばれる位置です。

 

スポットってどこ??

 

上の前歯のすぐ裏側です。

 

ここに舌の先が軽く触れている状態が

ベストポジションです。

 

スポット

 

最初は少し難しいかもしれません。

舌のトレーニング方法もありますので

うまく舌があげられない方は

歯科医院でチェックしてもらい

練習していきましょう。

 

 

お口を閉じているときは

背筋を真っすぐに伸ばし

鼻呼吸して

唇はリラックスした状態で軽く閉じて

舌の先はスポットにあることが

重要です。

 

 

鼻は空気清浄機、呼吸するところ、

口は咀嚼・嚥下・発音するところ

それぞれの役割を意識してください。

 

焦ることはありません。

毎日、意識して過ごすことが

大切です。

 

“継続は力なり”です。

 

素敵なスマイルを目指しましょう!!

では、また次回・・

 

 

 

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