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唾液のお話

2018年7月30日

こんにちは。

四国中央市 坂田歯科医院 児山です。

 

梅雨明け前の西日本を襲った豪雨被害・・・・

被災者の皆さま、さぞかし怖かったことでしょう・・・

農家の方・・・

収穫間近の夏の果物も甚大な被害を受けたそうですね。

心からお見舞い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

四国中央市でも山間部ではもの凄い雨が降って・・

土砂崩れも起きました。

 

幸い、坂田歯科医院付近では数年前のような大きな被害もなく

普段あまり出番のないレインコートと

長靴・・いや・・レインブーツが大活躍!!程度で済みました。

 

梅雨が明けたので・・・

また今年も・・・

猛暑がやってくるのでしょうか??

暑さは苦手です。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今回は・・・

唾液についてお話しようと思います。

以前にもお話をしたことがあります。

今回はもう少し掘り下げて・・・

 

だえき・・・?

普段の生活ではほとんど意識していませんよね。

あまり関心ありませんか?

お口の中にあって当たり前・・・という程度の認識ですね。

 

ところが・・・・

最近TVでも

唾液のパワーについて特集を組んでいるくらい

唾液は凄いパワーを持っているのです!!

 

さて、

ここで唾液について、いくつか質問をします。

 

まず・・

唾液は何から作られているでしょうか?

 

透明な液体だから水分だと思いますか?

違います!

唾液はもともと血液なのです!!

ちょっとビックリしませんか?

お水を飲んだらすぐにお口の中で唾液になると思っていたでしょう。

 

人間は水分を摂ると・・・

骨髄で血液が作られその血液が

唾液腺で唾液に作り変えられるのです。

 

次の質問です。

唾液は1日にどのくらいの量が作られるでしょうか?

 

何と! 健康な成人は

1日に約1000~1500mlもの唾液を作っているのです。

お口の中でペットボトル2~3本分もの量が

作られることにも驚きです。

 

では・・・

唾液の働きについてはご存知ですか?

 

唾液は・・・

食べかすやお口の中の細菌を洗い流して

お口の中を清潔に保ちます。

自浄作用でむし歯菌や歯周病菌などの

繁殖を防ぎます。

 

唾液は・・・

お口の中の粘膜を守っています。

唾液が減ってしまうと粘膜に潤いが無くなり

傷が付きやすく口内炎などにもなりやすくなってしまいます。

 

唾液は・・・

お口の中を中性に戻します。

お口の中の細菌が出す酸や

飲食物の酸によって

酸性になったお口の中を

もとの中性に戻します。

 

唾液は・・・

食事によって唾液の中に溶け出した歯の成分を

時間をかけて歯に戻し

歯の補修をします。(再石灰化)

 

唾液は・・・

唾液中の免疫グロブリンAやラクトフェリンなどと

自浄作用によって

お口の中を細菌感染から守ります。

 

こんなふうにきくと

唾液ってすごいパワーを持っていることがわかりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お口の中に・・・

当たり前のようにある唾液が

お口の中に欠かせないたくさんの働きをしているのですね。

 

唾液の凄さはまだまだあります。

 

唾液の働きはお口の中だけではありません!!

全身の健康にも関係しているのです。

 

唾液中の抗菌物質IA(免疫グロブリンA)が

細菌やウイルスが体に侵入するのを防ぎ

風邪やインフルエンザ、

肺炎などの呼吸器疾患を予防します。

 

お口の中の粘膜を保護するのと同じように

食道の粘膜も保護します。

食道と胃の境目の弁を保護することで

逆流性食道炎の予防にも関係しています。

 

唾液に含まれる成長因子が粘膜の保護や修復、

胃酸の抑制に影響しています。

 

唾液中の消化酵素アミラーゼが

食べ物の消化を助け

胃や腸の負担を軽減します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうですか?

唾液って想像以上のパワーを持っていますよね。

 

 

このパワーを活かすには・・・・

お口の中に十分な量の唾液が無いといけません。

 

“”最近唾液の量が減ってきたような気がする・・・“と

歯科を受診される患者さんがいらっしゃいます。

 

どうして唾液の量が減ってしまうのでしょうか?

 

主な原因は・・

脱水~体が脱水状態になると唾液の量が減少します。

 

持病のお薬~持病の治療のために服用しているお薬が原因で

唾液の量が減少することがあります。

 

加齢~加齢に伴い唾液腺の機能や

お口の筋力が低下し唾液の量が減少します。

 

では、どうすれば唾液がたくさん出るのでしょうか?

 

先にお話ししましたように

唾液は血液からできています。

血液のおおもとは水分です。

唾液をたくさん作るためには

水分を摂りましょう。

 

また・・・

唾液は噛めば噛むほど出てきます。

噛むことで唾液腺が刺激されるからです。

たくさん噛むためには

噛み応えのある食べ物を選ぶ、

材料を大きく切るなどの工夫をすることで

お食事の時に噛む回数を増やすことが出来ます。

 

他にも・・・

唾液腺のマッサージをすることも効果的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

加齢に対しては・・・

アンチエイジング効果のある抗酸化食品を摂りましょう。

例えば、納豆に含まれるイソフラボン、

ネギや玉ねぎに含まれるケルセチン、

サプリメントではコエンザイムQ10

柑橘類に含まれるビタミンCなどが挙げられます。

 

また、唾液は量だけでなく質も大切です。

 

唾液の質が低下する原因は・・・

~血液の質の低下

唾液は血液から作られていますからね。

 

~激しい運動

過度の運動による疲労は、唾液中の

IgAを減らし免疫力を低下させてしまいます。

 

~ストレス

慢性的なストレスもIgAを減らし

免疫力を低下させてしまいます。

 

そして・・・

良質な唾液をたくさん出すために

大切なことは・・・

よく噛むことのできるお口の状態を維持できている事。

 

むし歯や歯周病になっていると

よく噛むことが難しくなります。

 

歯の抜けている部分がないか

むし歯や歯周病になっていないか

なかなか自分ではチェックできないので

定期的に歯科医院でのチェックがお薦めです。

 

健康生活を送るためのパートナーとして

歯科医院と仲良くお付き合いをお願いします。

 

今年の夏は尋常じゃない暑さ!!

熱中症にはくれぐれもご注意ください。

熱中症になると・・・

脱水症状がおき・・・

舌にも変化が現れます。

舌が水分不足で割れたようになるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

熱中症予防のためにも・・・

唾液のためにも・・・

こまめに水分補給を心がけてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲリラ豪雨があったり・・

逆走する台風が来たり・・

まだまだ暑い夏が続きます。

体調管理には気をつけてくださいね。

 

ではまた次回・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

日本臨床歯科学会学術大会からの大阪歯科大バスケットボール部50周年記念祝賀会

2018年7月16日

日本臨床歯科学会2日目も

素晴らしいケースプレゼンテーションと

ディスカッションが繰り広げられました。


この日のセッションテーマは「インプラント」

インプラント治療においても重要なのは診査診断!

何故そうなったのか?

どうすれば原因が取れて長期的にもつ治療が出来るのか?

を治療前に熟孝し、ゴールが決まったらそこに向けて治療をしていく!

これが非常に重要になります!

この日のセッションではその辺りの臨床ヒントが

たくさん得られ非常に有意義な1日になりました。

また、最後にこの2日間の優秀者表彰がおこなわれ、

同じスタディーグループのT先生が第2位の表彰を受けました。

T先生本当におめでとうございます!

僕自身多くのモチベーションをもらえ、とても励みになりました!

学会が終わるとすぐに大阪にサンダーバードで移動!

夕方からとり行われる

「大阪歯科大バスケットボール部50周年記念祝賀会」に参加する為です。

15年ぶりぐらいになるのですが、

まったく変わらない人もいれば、まあまあ変わった人も(笑)

久しぶりに多くの先輩方、

後輩と会え話が出来て本当に楽しい時間が過ごせました^_^

そして、月曜日は6年間バスケをしていた牧野の体育館でOB戦!

懐かし過ぎて暑過ぎる

日本臨床歯科学会学術大会

2018年7月15日

土曜日の朝6時、診療を勤務医の先生に任せ😔、

豪雨の影響でな電車遅延を回避する為嫁に丸亀まで送ってもらい😓、

歯科医師会の支部旅行をキャンセルし😵

金沢まで来ております。

目的は日本臨床歯科学会学術大会(旧sjcd)に参加する為です。

各地区の代表選抜者がこれぞという症例を練りに練ってプレゼンテーションし、

その内容について熱いディスカッションが繰り広げられました!

やっぱり超ハイレベルで勉強になります^_^

そ40代にはこたえる2時の締めラーメン🍜・・・
脳ミソもお腹もいっぱいいっぱいの金沢初日でしたの後600人参加のオフィシャル懇親会→所属スタディーグループの懇親会→3次会

 

 

セレック導入‼︎

2018年7月9日

セレック導入‼︎

皆さんこんにちは^_^
大雨は大丈夫でしょうか?

四国中央市ではこの5日ぐらいズーーット大雨が降っています。

幸い四国中央市では大きな被害は出ていないようですが、

同じ愛媛県でも宇和島ではかなりの被害が出てしまっているようです。

1日でも早く復旧される事を祈るばかりです🙏

さて、坂田歯科では新たな機器を導入致しました。

その名は「CEREC」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工業会で近年爆発的に拡大しているCAD/CAMシステムを歯科に応用した画期的な機械です。
最先端の3D光学カメラで患部を撮影し(型取りはありません)、

コンピュータの3D画面上で修復物を設計すると、ミリングマシンがすぐに作成を始めます。

その特徴として
①治療にかかる時間が短い→1回の通院で修復物セットも可能で、

多くの症例が1時間ほどで治療が終わります。

②高品質なセラミックブロックから作製されるため高耐久

→15年後の残存率を調べた研究によれば通常の治療では68%なのに対し

セレックは93%と非常に高い結果が出ています

③技工所に依頼しないため経済的→

セレック治療は歯科医院で作製する為、歯科技工所に依頼する事がありません。

その為比較的リーズナブルにご提供が可能です。

④上質なセラミック修復のためキレイ→金属ではなく、

上質なセラミックを使用しているため自然で美しく仕上げる事が出来ます。

もちろん金属アレルギーの心配もありません。

などがあげられます。

ディーラーさんの話では四国中央市で坂田歯科が初導入だとか・・・

坂田歯科の歯科治療の流れが抜本的に良い方に

変わるんじやないかと思えるぐらいの素晴らしい物です。

ぜひ坂田歯科の「CEREC」にご期待下さい!

妊婦さんと歯科治療

2018年6月26日

こんにちは。

四国中央市 坂田歯科医院 児山です。

 

梅雨ですねぇ・・・

雨の日は憂鬱ですね。

 

坂田歯科医院のスタッフはほとんどが

車で通勤です。

雨の日は特に道も混むし・・

車の乗り降り時にどうしても濡れてしまう・・・

せっかくキレイに整えたヘアスタイルがぁ~っ・・・

それだけで気分が沈みがちです。

 

まだまだ梅雨はこれからなのに・・・

梅雨明けが待ち遠しい日々が続いています。

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は妊婦さんの歯科治療についてお話をします。

このことは

以前にもお話をしたことがあります。

 

一般に・・・

“妊娠すると歯が悪くなる”とよく言われます。

これは本当です!

 

どうして歯が悪くなるのでしょうか??

 

“赤ちゃんにカルシウムをとられてしまうから~”って

昔から言われていますよね。

これは違います!!

お腹の中の赤ちゃんはそんな悪さはしません()

 

では何故??

原因は一体何????

 

それはね・・・

妊娠すると妊婦さんのからだに

お口のトラブルを起こしやすくなる

大きな変化が起こってくるからです。

 

まず・・・

「つわり」です。

 

 

 

 

 

 

 

歯ブラシをお口に入れるだけでオェッとなってしまうので

丁寧に歯みがきが出来なくなってしまう。

歯みがき剤の味が気になって

歯みがき剤(むし歯予防に有効なフッ素)が利用できない。

オェッとなることで、お口に胃液が逆流して

強い酸に触れた歯の表面が溶けてしまう。(酸蝕歯)

 

また、味の好みが変わってしまう妊婦さんもいらっしゃいます。

甘いものや酸っぱいものが好きになり、

むし歯菌の大好物の砂糖をたくさん摂ってしまうことで

むし歯リスクが高くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

柑橘類などの

酸っぱいものをたくさん摂ると

強い酸が歯に触れる時間が増えてしまい

歯の表面が溶けやすくなります。 

 

 

 

 

 

 

 

お腹が大きくなるにつれて

胃が圧迫されて一度にたくさん食べることが出来なくなります。

そのためどうしても間食が必要になります。

ちょこちょこと食べることで

むし歯菌はエサの回数が増えて大喜びです。

 

 

 

 

 

 

 

また、妊娠中は・・・

ホルモンの影響で唾液の量が減ってしまいがちです。

唾液の量が減ると、

お口の中を洗い流す自浄作用が弱まってしまうのです。

もちろん、唾液による歯の再石灰化作用も弱まってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

この変化が

“妊娠すると歯が悪くなる”原因なのです。

 

また・・・

妊婦さんの体の中では

たくさんの女性ホルモンが分泌されています。

 

歯周病菌は・・・

このホルモンが大好きなんですって!!!

たくさん分泌される女性ホルモンを

たくさん食べてパワーアップするのです。

 

そのため・・・

普段歯ぐきに炎症が無い人でも

歯周病の初期症状の歯肉炎になりやすくなるのです。

症状が進むと歯周炎になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

歯周病は低体重児出産(早産)に関連すると言われています。

ちょっと怖いですね。

 

妊婦さんも・・・

むし歯の治療も歯周病の治療も

重症にならないうちに治療する事をお勧めします。

 

ご出産後は子育てで忙しくなります。

自分の歯の治療はついつい後回し・・・

ということになってしまいがちです。

 

でも・・・

“妊娠中に歯の治療をしても大丈夫なのかなぁ??”

“お腹の赤ちゃんに影響はないのかなぁ??”と

あれこれと心配されますよね。

 

大丈夫です!!

妊婦さんも基本的には歯科治療を受けられます。

 

歯科治療を受けられる時期と

注意点についてお話をしますね。

 

まず、妊娠初期(妊娠015週)

つわりによって歯みがき不足になりがちです。

むし歯や歯周病になりやすい時期です。

 

歯科治療時の注意点・・

赤ちゃんの重要な器官が作られる大切な時期です。

痛みや炎症を止める応急処置にとどめておくのが良いでしょう。

本格的な治療は安定期になってからか

出産後に始めてください。

 

妊娠中期(妊娠1627週)

つわりが徐々におさまって歯みがきがしやすくなる時期です。

でも、食欲が増して間食の回数が増える時期でもあります。

むし歯リスクが高まります。

 

歯科治療時の注意点・・

安定期に入ります。

抜歯などの外科処置を含む

一般的な歯科治療を受けることが出来ます。

必ず産科の主治医の許可を受けてから治療を始めてください。

 

妊娠後期(妊娠2839週)

赤ちゃんが急激に成長する時期です。

胃が圧迫されて一度にたくさん食べることが出来ずに

ちょこちょこ食べの時期でもありますので

むし歯リスクも高くなります。

 

歯科治療時の注意点・・

仰向けで治療を受けると

大きくなった子宮に大静脈を圧迫されて

低血圧症をおこすことがあります。

チェアの背を少し起こしてもらったり

短時間の治療にしてもらうなど

体調に合わせてもらって下さい。

 

 

また・・・

赤ちゃんへの影響もご心配でしょう。

歯科の局所麻酔はお産に使用されているものと同じです。

飲み薬も比較的安全性が高いお薬を

必要最小限処方するようにしています。

歯科のレントゲン撮影は

治療をするためにはとても重要な検査です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯科のレントゲン撮影の放射線量も

デンタルレントゲン1回で

0.008Svです。

50Sv未満の放射線量は

胎児への影響は認められないという

結果が出ています。

 

歯科のレントゲン撮影は安全です。

さらに・・・

レントゲン撮影時に

防護エプロンを着ると

更に被ばく量を減らすことが出来ます。

 

安心して歯科を受診して下さい。

 

そうそう・・・

生まれたての赤ちゃんのお口には

むし歯菌はいません!!

生まれてきて

周囲の人からむし歯菌をもらいます。

 

特に赤ちゃんと一緒にいる時間が長い

お母さんからむし歯菌が移ることが多いのです。

お母さんは責任重大です。

 

赤ちゃんの将来のためにも

お母さんをはじめとする

周囲の方々が

キレイなお口の状態を保つことが

とても大切です。

 

まず・・

歯科健診を受けましょう。

 

そして・・・

お口の中が健康な状態で

ご出産をお迎えください。

 

 

どうぞ元気な赤ちゃんを❤

 

 

第36回顎咬合学会 優秀賞受賞

2018年6月11日

本日、6/9(土)は院長はお休みをいただいて

東京国際フォーラムで行われている

日本顎咬合学会に参加してきました。

日本顎咬合学会学術大会といえば、今年で36回目を迎える

歯科会ではかなり大規模な学会になります。

毎年300~500名の歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士が

口演やポスター発表を行う学会で

なんと院長が、昨年の優秀発表賞(口演部門)を受賞しました!!


 

今回は院長のみ参加予定にしていたのですが

本当に予想外の立派な賞をいただけたことが、うれしすぎて

カメラマンとして、急遽私も同行。

表彰式を堪能してきました。

たくさんの素晴らしい発表の中

院長の口演が優秀賞に選ばれたこと

本当にうれしくて誇らしい気持ちです

 

こんな素晴らしい賞がいただけたのも

いつも一緒に働いてくれるスタッフのみんな

忙しい業務の合間やお休みの日に自主練をしてくれる歯科衛生士

素晴らしい技工物を作成してくれる歯科技工士

そして当院を選んで通院してくださる患者さんのおかげです

 

これからも地域の皆さんの口腔内の健康を守ることで

地域医療に貢献するお手伝いをすることができたらと思います

 

四国中央市

医療法人 坂田歯科医院

歯科助手 坂田尚子

 

 

お久しぶりデス😓

2018年6月8日

少々面倒な事象があり、ブログを数週間書く気になれなかったら、

それが当たり前になってしまい、

あれよあれよと言う間に3ヶ月もサボっていました。

申し訳ありません😓

心を入れ替えて、情報発信を再開し、

ブログアップするのが当たり前の習慣に戻します😊

ブログアップはサボってましたが、

学びはサボっていたわけではありません😅

今回はこの3ヶ月の内容をうすーくアップします!
3月18日 船井総研メンテ導入成功セミナー
3月21日 保険改正説明会
4月1日 大阪sjcd総会(委員就任)
4月7日 大阪歯科大役員会
4月8日 四国sjcd例会
4月14日15日 cstpc
4月18日 上間レッスン
4月20日 GC咀嚼機能勉強会
4月26日 トータルヘルスアカデミー 宇摩歯科医師会総会
5月9日 セレックデモンストレーション
5月12日13日 cstpc
5月16日 上間レッスン
5月19日 大阪歯科大同窓会
5月20日 摂食嚥下セミナー
5月25日 歯科医師会勉強会(発表)
5月26日27日 辻本先生セミナー
6月2日3日 cstpc
6月7日 児童センター講演


こんな3ヶ月を過ごしておりました。

そして、明日からは大きなイベントがあります^_^

必ずアップしますのでお待ちください

糖尿病と歯周病

2018年5月26日

こんにちは(^-^)

四国中央市 坂田歯科医院 児山です。

 

GWはいかがお過ごしでしたか?

今年は晴れたり曇ったり

雨が降ったりで

せっかくの休日の計画が

ダメになった方もいらっしゃることでしょう・・・

その上・・・ 

日々の寒暖差が大きくて

体調を崩してしまっていませんか?

今年は本当に暑かったり寒かったり・・・

一体今は何月???って感じですねぇ。

 

さて今回は・・・

歯周病と糖尿病の関りについてお話をします。

 

こんな話を聞いたことがありますか?

糖尿病の人は歯周病になりやすく、

歯周病になっていると糖尿病が悪化しやすい。

 

糖尿病は・・

ご存知の通り代表的な生活習慣病で、

多くの合併症を引き起こす怖い病気です。

 

その合併症として

腎症・網膜症・神経症が3大合併症として挙げられます。

 

あまり知られていないと思いますが・・・

歯周病は糖尿病合併症の第6位です💦

 

つまり歯周病と糖尿病は密接な相互関係にあるのです。

 

ということは・・・

歯周病の治療をすることが

糖尿病のコントロール改善に繋がるということですね。

 

歯周病は・・・

歯肉ポケットに入り込んで繁殖した

細菌によっておこる慢性の炎症性疾患です。

 

発症や進行には遺伝的因子・環境的因子

からだの抵抗力が関係しています。

 

全身感染症に比べると軽めの炎症ですが

慢性化することでじわじわと

全身に悪い影響を及ぼします。

 

歯周病関連細菌から出される毒素が

歯肉から血管内に入り込みます。

その毒素が血糖値を押さえるホルモン、

インスリンの働きを悪くさせてしまうのです。

インスリンの働きが悪くなると

高血糖の状態が続き

糖尿病が悪化してしまうのです。

 

また歯周病になると

“よく噛んで食事をする“ということが困難になります。

糖尿病の栄養指導には・・・

“野菜を多めに、良く噛んでゆっくり食べる“が

重要視されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが・・・

歯周病によって歯が悪くなると

噛むことが困難になります。

そこで・・・

軟らかく、味の濃いものを

よく噛まずに食べるようになるそうです。

歯の状態がよくない事が

糖尿病の治療の妨げの一因となってしまうのですね。

では・・・

歯周病を治療する事で

本当に糖尿病が改善されるのでしょうか?

 

広島大学と広島県歯科医師会が

歯周病のある糖尿病患者を対象にした研究で

歯周病の炎症が強い患者ほど

治療後にHbA1cが改善されることが

明らかになりました。

 

糖尿病の患者さんに

“積極的に歯周病治療を勧めることが

血糖コントロールに繋がる“ということを

説明し、ご納得いただく事が

歯科医院にも必要になってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

歯科医院では・・・

血糖値測定をしなくても

お口の中の状態を見ることで

歯ぐきからの出血、腫れ、

歯のぐらつき、強い口臭、

舌が乾く、ネバネバするなどの

糖尿病の症状を発見することができます。

 

歯科を受診された患者さんに・・・

“お口の中がこの状態なら糖尿病かもしれませんね。

内科も受診されたほうがよろしいかも・・”と

内科で糖尿病の検査をすることをお勧めすることもできます。

 

 

他にも怖い事に・・・

糖尿病は血管も痛めてしまいます。

血管が傷んでしまうと

全身の隅々に栄養を運ぶ血流を滞らせてしまうので

全身の免疫力も低下させてしまいます。

 

もちろん・・・

お口の中の歯ぐきも血流の影響をうけます。

歯と歯ぐきの中にも血管がありますものね。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、糖尿病の影響で

免疫力が低下すると、

脱水が起こり

唾液の量も減ります。

お口の中が乾くことによって

歯周病の細菌感染が広がりやすくなってしまいます。

 

糖尿病になると歯周病になりやすく・・・

歯周病だと糖尿病が悪化しやすい・・・

本当に困った悪循環ですね。

 

じゃあ・・・

歯周病の治療と糖尿病の治療の

どちらを優先すればいいのかと迷ってしまいますよね。

 

答えは簡単!!

一緒に治療すればいいのです。

 

内科と歯科が連携して

それぞれを一緒に治療をして

歯周病と糖尿病の悪循環を

断ち切りましょう。

 

キチンと歯の治療をすることで

全身の健康も守ることが出来るのです。

 

ところで・・・・

あなたのお口の中は大丈夫ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

ネバネバ、グラグラ、口臭・・

歯周病の症状です。

このような症状はありませんか?

 

少しでも気になることがあれば

歯科を受診してみて下さい。

糖尿病の方は特にご注意ください。

 

 

梅雨はすぐそこまで来ているようです・・・・

またジメジメ蒸し暑い日が続くのかなぁ・・・・

 

では、また次回・・・

 

 

 


 

 

第5回 トータルヘルスアカデミー

2018年4月28日

26日の木曜日、お休みをいただいて

THP認定歯科衛生士の三宅さんと

トータルヘルスアカデミーに参加してきました

各医院の衛生士のポスター発表を見たり

著名な先生のお話を聞いたりと

充実した一日になりました

 

「私たちは世界の微笑のために働いている」

~Marlon Becerra~

 

歯科医院での仕事はこの一言につきると言っても

過言ではないかもしれません

噛むことができなかった人が噛めるようになったり

口元で悩んでいた人が、人目を気にせず自信を取り戻せたり

たくさんのひとに、健康で生き生きと、そして笑顔ですごしてもらうため

そのための仕事

きっとこれが歯科にかかわる人の

ミッションではないのかなと考えさせられる1日でした

 

医療法人 坂田歯科医院

歯科助手 坂田

 

 

 

 

 

 

大人のむし歯(根面う蝕)

2018年4月11日

こんにちは(⌒∇⌒)

四国中央市 坂田歯科医院 児山です。

 

4月になりましたね。

今年は桜の開花が早くて

満開までもあっという間でしたね。

お花見は楽しまれましたか?

 

 

 

四国中央市の三島公園の

桜祭りは4/8(日)でした。

4/1にはすっかり満開でしたので

4/8まで桜の花が残っているか心配していました。

 

そんな中・・・・4/6(金)に

昨日までの晴れが嘘のように・・・・

四国中央市名物??

“やまじ風”が吹き荒れて

桜の花びらがぁ~っ・・・

 

桜の花が少ない

寂しい桜まつりになりました。

 

ご存知ない方に説明しますと

“やまじ風”とは・・

日本3大局地風のひとつで

低気圧が日本海に入ると

山側(法皇山脈)から海側(瀬戸内海)に吹き下ろす

南寄りの強風のことです。

台風並みの暖かく強い風が吹きます。

 

四国中央市民は

“やまじが吹いたけん、明日は雨じゃなぁ~”と言います。

 

今年はその“やまじ風”が・・・

花散らしの雨を連れてきました。

残念でした。

 

さて・・・

今回は“大人のむし歯=根面う蝕”について

お話をします。

 

まず・・・

“根面う蝕”って???

 

歯は歯肉(歯ぐき)より上の物を噛む部分の歯冠部、

歯肉に埋まっている歯を支える歯根部からできています。

 

加齢や歯周病で歯肉が下がると

歯の根元が見えてきます。

この根元(歯根部)を根面と呼びます。

ここがむし歯になることを

“根面う蝕”と言います。

  

 

歯肉が下がる原因は加齢だけでなく

歯周病が原因となることもありますので

若い人にも“根面う蝕”が見られます。

 

なぜ、根面がむし歯になりやすいのでしょうか?

その訳は・・・

根面の象牙質を覆うセメント質がごく薄い事。

歯冠部は厚く硬いエナメル質が象牙質を覆っています。

それに比べて根面は

ごく薄いセメント質コーティングがあるだけなのです。

薄いセメント質はむし歯菌が出す酸に

簡単に溶かされてしまいます。

そのため内部の象牙質が露出してしまうのです。

 

また象牙質はエナメル質よりも酸に弱く

歯の成分が溶けやすいのです。

 

歯の成分を溶かす酸は

むし歯菌だけでなく

酸性の飲み物も当てはまります。

 

さらに悪いことに・・・

根面はむし歯の進行が止まりにくい場所です。

根面の象牙質はエナメル質と違い

30%がコラーゲンでできています。

 

エナメル質のむし歯は

唾液の力で再石灰化されますが・・・

 

残念ながら、唾液には

象牙質のコラーゲンを修復する力がありません。

これが象牙質のむし歯の進行が止まりにくい理由です。

 

では、どうすればよいのでしょうか❓

 

むし歯予防の基本は歯みがきです!!

歯ブラシでプラークを取り除きます。

根面についても同じです。

 

その歯みがきの時に

歯の修復を促すフッ素を利用しましょう!

 

フッ素配合の歯みがき剤と

フッ素洗口液をダブルで使用することをお薦めします。

 

フッ素は根面の象牙質のむし歯にも

一定の効果が認められています。

 

最近は高濃度のフッ素配合の歯みがき剤も販売されています。

 

おススメは歯科医院専売の

LION チェックアップ スタンダード

フッ素1450ppm配合。

フッ素がすみずみまで広がりやすいソフトペーストです。

歯と歯ぐきにやさしい低研磨性です。

 

 

 

 

歯科医院専売のフッ素洗口液もご紹介します。

おススメは・・・

サンスター バトラーF洗口液0.1

 

 

 

フッ素が450ppm配合です。

洋ナシ香味。

 

むし歯予防に効果的な使用方法は・・・

高濃度フッ素配合歯みがき剤(1100ppmF以上)で

歯みがきをします。

ここで注意していただきたい事があります。

 

適切な濃度のフッ素をお口の中に長時間残すために

ブラッシング後、お口をすすぐのは

少量の水で最低限(1回)にして下さい。

その後・・

フッ素洗口液でさらにフッ素をプラスします。

ブクブクうがいをして.o

その後は水ですすがないようにしましょう。

せっかくのフッ素が文字通り

水に流れてしまいます。

 

ですから・・・

“就寝前に歯みがきとフッ素でうがい!“が

おススメです。

根面う蝕は・・・

“歯ぐきが下がる”ことが原因です。

“歯ぐきを下げない”ためにはどうすればいいのでしょうか?

 

そうです!

歯周病を予防すればいいのです。

歯周病は自覚症状があまりないまま

静かに進行します。

 

定期的に歯科医院でメンテナンスを受けて

早め早めのお手入れをしてはいかがですか?

 

歯科医院では・・・

普段の歯みがきでは取り切れていない

歯と歯の間の汚れや

歯肉を傷めない歯みがきの方法、

あなたに合った歯みがきグッズなど

色々とご相談、ご指導いたします。

 

歯肉が下がってしまうのは

“年をとったから仕方ない!”と諦めずにね。

 

それでは また次回・・・・

 

 

そろそろ・・・

イチゴの季節がやって来る~♥

 

 

 

 

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